ハイチ こんにちは!9章 新しいところへ−2

ハイチ こんにちは
著者 イ·ハンソル  
初版2023年8月17日3刷2023年12月20日
夢も生活の場も失ったハイチの人々に愛と希望を植え付けたイ·ハンソルの物語

新しく開拓したタバ教会での集会にたくさんの人が訪ねてきて礼拝堂を埋め尽くした。

いい町

いよいよ初めての集会を始める日になった。うちの子供たちも礼拝堂に分かれた椅子をブラシで拭きながら手伝った。集会開始時間の午後3時、熱い真昼だけど、人々がずっと入り始めた。

礼拝堂にいっぱいで汗を拭く人たちを見て胸が張り裂けそうだった。

後には席が足りなくて、村人たちが家にある椅子を三、四つずつ持ってこなければならなかった。

ブリキの屋根の下の礼拝堂は熱気がいっぱいだったけど、人々は御言葉を本当に真剣に聞いた。誰も立ち上がる人がいなかった。私の一生、あんなに言うことをよく聞く人たちは見たことがないくらいだった。

「神様、こんなに多くの人が御言葉を待っていましたね!」

私は御言葉を伝える間ずっと胸がいっぱいだった。神様は4日間、毎日150人を超える人たちを送ってくださった。確かに来るという人が一人もいなかったのに、どこからそんなに多くの人が来たのか、見ながらも信じられなかった。多くの人が4日間言葉を聞いて救われた。証が絶えなかった。私のために亡くなったイエス様、私を愛し、自分の全てをくださった私の主に感謝と栄光を捧げます。

ギャングの「せい」と思っていた人たちがギャングの「おかげで」救われたと証した。御言葉は不安の中で生きる彼らの心に光になった。彼らを救ったイエス様を発見させた。驚くべきことは続いて起きた。

「うちの町はいい町です!真の教会があって、イエス様が一緒ですからね!」

村人たちの言葉が変わり始めた。いつも「私たちの町は良くないよ、私たちは不幸だよ」と言って、暗闇の中にいた人々の心に光を照らして、彼らが自分たちと一緒にいるイエスを話し始めた。そのイエス様が彼らが持てない心を持たせてくれた。希望は野火のように広がっていった。救われる人が増えて、望みがぱっと散ると、街に活気が回り始めた。

「一度も持ったことのない気持ちが湧きます。うちの街が違って見えます。」

光がもたらす力はものすごい。

夜遅くまで工事して午後に2時間近く御言葉を伝えたら、頭がぐるぐる回っているようだった。席に横になる時は、すべての気力が抜けたように倒れるように眠りについたが、授乳するお母さんが子供に乳を飲ませたら、また乳が満ちるように、次の日になるといつそうだったかというように起きる力ができた。一日一日が喜びだった。数多くの人々が変わるのを目で見て、肌で感じることがどれだけ大きな喜びを与えてくれるか分からなかった。4日があっという間に過ぎた。

「ああ、宣教師夫婦がハイチに来て10年も経ったのに、なぜ私はこんな御言葉を一度も聞いたことがないのでしょうか?私のような人がいないように、これから私も一緒に伝道して福音を伝えるつもりです。」

降り注ぐ証を聞きながら、このまま集会を終わらせてはいけないという気持ちになった。「まだどれだけ多くの人が福音を聞かずに苦しんでいるだろうか?」集会を続けなければならなかった。私は集会の最終日に宣布した。私たちは来週も集会をします。これから毎週休まず集会をします。人々は拍手しながら喜んだ。

すぐに「来週はまたどうやって食事の準備をするの?伝道はどうすればいいの?人々が来週も来るかな?」サタンは私に集会ができない理由を絶え間なく並べたが、一つの事実は明らかだった。

「福音を伝えるのが神様の御心で、私たちが福音を伝えると神様が必ず助けてくれる」その事実を頼りに一歩踏み出しただけなのに、驚くべきことが起こり始めた。

・・・続く

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